無事15年が終わりました。
2018.11.01
11月1日は当院の開院記念日です。
平成15年に開業ですから、丸15年が終了し、今日から16年目に入ります。
この15年で北斗市の出生数は500名から300名となり、受診数は右肩下がりですが、ワクチンの数は大変多くなり、子どもに関しては予防医学が定着した感じです。

でもいまだに、感染性のある病気はかかったほうが免疫が長く続くという誤解が多くの人(特に年配の人)に多く残っています。そのため、若いお母さんやお父さんでも、痛くて泣くワクチンはしないでもいいのではと思われる方もいらっしゃいます。

今、東京方面では風疹の流行が顕著です。流行の一翼を担っているのは、ワクチンをしていない世代と、ワクチンを勧奨されたにもかかわらず、ワクチンをしなかった人たちです。その中で、妊娠中のお母さんは自分が風疹にならないか、子どもに先天性風疹症候群(白内障、難聴、心臓病が出ます)が出ないかを心配しなければなりません。

5年前にも同様な風疹の流行があり、40名近くの先天性風疹症候群が報告されています。

北海道においては風疹の流行は報告されていませんが、始まればあっという間に広がることが予想されます。

今からでも遅くはありません。自費にはなりますが、必要なワクチンを受けていない方は早急にワクチンをしましょう。
それは、自分だけでなく、まだ見ぬわが子を救う糧になります。
2018.11.01 10:30 | 固定リンク | 診療日誌

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