子宮頸がんワクチンの理解を正しく
2018.12.31
平成30年も今日で終わりです。
この1年をかけて、取り組んだ一つはおたふくワクチンの啓発です。
多くの保護者の方に理解をいただき、おたふくワクチンの接種人数は徐々にではありますが、増える傾向にあります。

もう一つは子宮頸がんワクチンの再度の接種勧奨です。
この問題はマスコミの取り上げ方が衝撃だったのか、なかなか感情を変えることをできないでいる方が多いと思います。今年ノーベル医学賞を受賞した本庶先生は、そのスピーチのたびに日本での子宮頸がんワクチンの低迷を嘆き再考するように訴えてきましたが、それを報道するマスコミは皆無でした。
日本では、京都新聞が伝えましたが、北海道新聞をはじめ主要大手新聞社は和服がどうだとか、メダルの重さはどうかなど、スピーチとは関係のない話をわざと報道しているようです。

日本人でこの問題に立ち向かいSNS等で情報発信をしているのは、医師でジャーナリストでもある村中璃子さんです。村中さんは昨年ジョン・マドックス賞を受賞されました。

この賞は世界的に有名な「ネイチャー」という医学雑誌の元編集長が中心となって作った賞で、公共の利益のために、敵意や障害に立ち向かって健全な科学とエビデンスを広めた方に送られます。

村中さんが受賞された時のスピーチが以下のリンクにあります。

是非お読みになり、あなたの大切なお嬢さんが子供を産み育てる一助として行動を起こしてください。

https://note.mu/rikomuranaka/n/n64eb122ac396
2018.12.31 08:53 | 固定リンク | 診療日誌

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