今年のインフルエンザ感染で見えてくるもの
2023.01.31
1月に入ってから、インフルエンザA型の流行が見られます。
当院で簡易的な方法を使って調べたところA香港型のようです。
札幌市などの報告でもA香港型が優位となっています。
A香港型が流行すると熱性けいれんや入院例が多くなると言われていますが、現在のところ入院が必要なお子さんはいません。また、脳症が発生したとの情報も今のところありません。
今年の特徴はワクチンが発症予防にもある程度効いているようで、新学期が始まったにもかかわらず、爆発的な流行には至っていないことです。流行状況は当院ホームページ内の感染状況を参照してください。
このため、発熱2日目で40℃近い高熱があっても、ワクチンを接種しているお子さんは検査で陰性となることが見られます。検査が陽性でもワクチンをしているお子さんは比較的軽症で、抗インフルエンザ薬を希望されない方もいらっしゃいます。
幸いなことに予想していたとおりですが、コロナ陽性のお子さんはインフルエンザに押されて減ってきています。
このまま、インフルエンザに駆逐されるといいのですが、インフルエンザのほうが子どもにとっては辛いので、痛し痒しといったとことでしょうか。
インフルエンザに隠れてアデノウイルス感染症もパラパラと見受けられますので、インフルエンザじゃないねと言われたけど熱が下がらない、目が充血している、目脂がたくさん出るなどの症状がある場合は再度受診してください。
3月までは発熱を伴う感染症が流行する時期です。
熱があっても元気で水分が取れていればそんなに慌てることはありません。
受診に迷うときは、
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014010900302/
こちらにある目で見る救急箱や
北海道小児救急電話相談
#8000
などをご利用ください。
当院で簡易的な方法を使って調べたところA香港型のようです。
札幌市などの報告でもA香港型が優位となっています。
A香港型が流行すると熱性けいれんや入院例が多くなると言われていますが、現在のところ入院が必要なお子さんはいません。また、脳症が発生したとの情報も今のところありません。
今年の特徴はワクチンが発症予防にもある程度効いているようで、新学期が始まったにもかかわらず、爆発的な流行には至っていないことです。流行状況は当院ホームページ内の感染状況を参照してください。
このため、発熱2日目で40℃近い高熱があっても、ワクチンを接種しているお子さんは検査で陰性となることが見られます。検査が陽性でもワクチンをしているお子さんは比較的軽症で、抗インフルエンザ薬を希望されない方もいらっしゃいます。
幸いなことに予想していたとおりですが、コロナ陽性のお子さんはインフルエンザに押されて減ってきています。
このまま、インフルエンザに駆逐されるといいのですが、インフルエンザのほうが子どもにとっては辛いので、痛し痒しといったとことでしょうか。
インフルエンザに隠れてアデノウイルス感染症もパラパラと見受けられますので、インフルエンザじゃないねと言われたけど熱が下がらない、目が充血している、目脂がたくさん出るなどの症状がある場合は再度受診してください。
3月までは発熱を伴う感染症が流行する時期です。
熱があっても元気で水分が取れていればそんなに慌てることはありません。
受診に迷うときは、
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014010900302/
こちらにある目で見る救急箱や
北海道小児救急電話相談
#8000
などをご利用ください。
インフルエンザの流行
2023.01.09
3年ぶりにインフルエンザが流行しています。まだ学校や幼稚園が始まっていないので、クラブ活動とか遊び仲間の間の中学生、高校生で流行している状況です。
先週、診療日は3日しかありませんでしたが、インフルエンザの感染者(コロナと違って無症状で検査のみ陽性ではなく症状があるひとのみです)が10名を超えましたので、インフルエンザとしては注意報状態となります。
コロナのお子さんと比べても重症感はインフルエンザのほうが強そうです。当院でのインフルワクチンは終了していますので、これから希望される方は他院をあたってください。当院で予約をしたが、コロナ感染などで2回目のワクチンができなかった方のワクチンは引き続き行っています。日時が決まっているので、受付と相談して接種日を決めてください。
先週、診療日は3日しかありませんでしたが、インフルエンザの感染者(コロナと違って無症状で検査のみ陽性ではなく症状があるひとのみです)が10名を超えましたので、インフルエンザとしては注意報状態となります。
コロナのお子さんと比べても重症感はインフルエンザのほうが強そうです。当院でのインフルワクチンは終了していますので、これから希望される方は他院をあたってください。当院で予約をしたが、コロナ感染などで2回目のワクチンができなかった方のワクチンは引き続き行っています。日時が決まっているので、受付と相談して接種日を決めてください。
5−11歳コロナワクチン 添加剤など
2022.03.11
12歳以降に使われるコロナワクチンと11歳以下のワクチンでは添加剤の内容が変わります。
なぜ変わったのかわかりませんが、ワクチンの浸透圧みると11歳以下用では浸透圧が生理食塩水に近づけるようにしてあり、そのためなのかもしれません。
浸透圧が生理食塩水に近いと注射したときに刺激が少なくなります。
違いはトロメタモールとトロメタモール塩酸塩が使われていることです。
この添加剤はモデルナのコロナワクチンに使われているものと同じです。
薄めて注射薬として使うこともある薬ですが、漏れた場合には、注射部位での局所刺激および組織の炎症または感染、熱性反応が起こりうるとされております。
使われるコロナワクチンの添付文書を見ることはあまりないと思いますので、
大切と思われることをコピーしてみます。
本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である。
安全性が担保されたワクチンではないということです。
効能又は効果に関連する注意
本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
成人用のワクチンもそうです。
心筋炎、心膜炎があらわれることがあるため、被接種者又はその保護者に対しては、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。
海外において、ワクチン(SARS-CoV-2)接種後に心筋炎、心膜炎が報告されている。初回免疫において報告された症例の多くは若年男性であり、特に2回目接種後数日以内に発現している。また、大多数の症例で、入院による安静臥床により症状が改善している
接種開始後の国内副反応疑い報告における心筋炎、心膜炎の報告率と、国内の医療情報データベースを用いて算出した一般集団から推測される心筋炎、心膜炎の発現率とを比較したところ、初回免疫として本剤2回接種後の若年男性で頻度が高いことが示唆された。
症状は大多数改善するというのはそのとおりですが、より重い症状を示すお子さんがいるのも事実のようです。
前にも書きましたが、これらのことを十分に理解した上で接種に関わる判断をされることを望みます。
なぜ変わったのかわかりませんが、ワクチンの浸透圧みると11歳以下用では浸透圧が生理食塩水に近づけるようにしてあり、そのためなのかもしれません。
浸透圧が生理食塩水に近いと注射したときに刺激が少なくなります。
違いはトロメタモールとトロメタモール塩酸塩が使われていることです。
この添加剤はモデルナのコロナワクチンに使われているものと同じです。
薄めて注射薬として使うこともある薬ですが、漏れた場合には、注射部位での局所刺激および組織の炎症または感染、熱性反応が起こりうるとされております。
使われるコロナワクチンの添付文書を見ることはあまりないと思いますので、
大切と思われることをコピーしてみます。
本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である。
安全性が担保されたワクチンではないということです。
効能又は効果に関連する注意
本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
成人用のワクチンもそうです。
心筋炎、心膜炎があらわれることがあるため、被接種者又はその保護者に対しては、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。
海外において、ワクチン(SARS-CoV-2)接種後に心筋炎、心膜炎が報告されている。初回免疫において報告された症例の多くは若年男性であり、特に2回目接種後数日以内に発現している。また、大多数の症例で、入院による安静臥床により症状が改善している
接種開始後の国内副反応疑い報告における心筋炎、心膜炎の報告率と、国内の医療情報データベースを用いて算出した一般集団から推測される心筋炎、心膜炎の発現率とを比較したところ、初回免疫として本剤2回接種後の若年男性で頻度が高いことが示唆された。
症状は大多数改善するというのはそのとおりですが、より重い症状を示すお子さんがいるのも事実のようです。
前にも書きましたが、これらのことを十分に理解した上で接種に関わる判断をされることを望みます。