沖縄では麻疹の流行
2018.04.04
沖縄では麻疹が流行しているとのこと

ゴールデンウィークに沖縄に訪れる予定の人は麻疹の防御を完璧に。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180403-00000004-ryu-oki
2018.04.04 09:03 | 固定リンク | 未分類
インフルエンザが流行中です
2018.02.01
2月に入ってインフルエンザの流行が本格化してきました。
今年はA型とB型が同時に流行しています。
過去10年を見てみますとB型が優位に流行した年は
3回あります。
40度近くでいていてもインフルエンザの迅速検査で陽性となるのは
検査をした人の約3分の1程度です。
これはいつもの年とあまり変わりません。
B型が多いからということもあまり関係がないと思います。
今まで1日で一番多かった日は2015年1月29日の46件でしたので、
その1/4程度です。
B型にかかった人の中でワクチンをしている人に関しては
発熱して2日目でようやく迅速検査で陽性になることが
経験されていますので、熱が出て慌てて夜間診療で検査を
求めることはせずに次の日にゆっくり受診してくださるよう
冷静な対応をお願いいたします。
インフルエンザの登園基準は熱が出てからが起点となっています。
治療を開始した時点ではありません。
統計的にはインフルエンザ治療薬を使うと使わなかったときに比べて
約1日発熱期間が短くなる程度の効果です。
インフルエンザ脳症の予防効果はありません。
普段健康な子供たちは治療が1日遅れたとしても重大な結果が
降りかかる危険性はほとんどありません。
ですから、冷静な対応が必要なのです。

お子さんが熱を出しているのを見るのはつらいでしょうが、
普段見慣れていないところに行って不安が強くなるよりは、
見慣れたかかりつけで診断を受けることのほうが
子供にとっての安心感はきっとあるでしょう。

水分を取らせて明日を待ってください。
2018.02.01 21:39 | 固定リンク | 未分類
今年も一年が終わります
2017.12.29
皆さんはこの一年はどんな一年でしたか?

私のところは長女が結婚して出産しと目まぐるしい一年でした。
孫ってとってもかわいいですね。
昔からそういわれていますが、本当にそうだと思える一年でもありました。
スマホの中には孫の写真でいっぱいです。
会う人にかわいいでしょって見せる自分の姿が恥ずかしいくらいです。

今年生まれた子供は100万人を切ったそうです。
昨年から続けてだそうで、そのうち小児科はいらなくなってしまうかもしれませんね。

予防接種の普及で、子どもの感染症はほんとに少なくなりました。
麻疹や風疹は、ここ10年見たことがありません。
それでも今年も各地で麻疹の散発的な流行がありました。
どういう人が麻疹の感染者になったかを調べるとその多くは麻疹のワクチンを
しっかりと受けていない20代から30代の人が大半だということが分かります。

世の中にはワクチンなんてしなくて大丈夫。有害事象のほうが心配だという人がいます。

でも、多くのこどもたちが麻疹などのワクチンをして、流行を阻止しているので、
ワクチンをしていない人が助かっているという現実を無視していることに
その人たちは気づいていません。

麻疹に罹り、呼吸器につながったりなどの重症のお子さんを見て
私たちは小児科医としての経験を積みました。

そんなことを見ていないとんでもない医師がワクチンなんてなんていっても
どこに説得力があるのでしょう。
でも、一部の保護者の方はその話を信じてしまいます。

周りにそんな人はいない。自分の経験でもそんな人はいない。
そうなんです。ワクチンの普及は重症な人を見えなくしてしまいます。
麻疹のワクチンが定期化されたのは昭和53年。
風疹のワクチンが男女ともに打つようになったのは平成6年なんです。
水痘のワクチンの定期化は平成26年からです。

たった3年で水痘はほとんど日本からいなくなりました。
ということは、この子たちは老人になっても帯状疱疹で苦しむことはないということです。
なんてすばらしい成果なのでしょう。
このことを否定する人に私は石をも投げてあげたい。

子宮頸がん予防を旗印にした、パピローマウイルスに対するワクチンも、
悲哀の中にいます。
先進国の中で、安全よりも安心のほうが重要とワクチンをストップしている国は日本以外にありません。
その間に何万という子宮が子供を授かれない状態へと導かれていきました。
有害事象といわれたことは、ワクチンを接種していない人にも同様に起きることが
統計学的にも立証されたのに、いまだに再開にはなっていません。
ブログで紹介した、村中璃子さんの受賞は日本の新聞ではほとんど紹介されていません。
こんなことでほんとにいいのでしょうか。

私のところのクリニックに集ってくれる多くの保護者の方が、
正しい判断のもと、子どもに幸せを与えてくれるワクチンを
積極的に接種してくれることを望んでやみません。

2017.12.29 22:55 | 固定リンク | 診療日誌

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