しぶりんの診療日誌

現在山形県にて麻しんが流行し、その影響が全国に広がろうとしています。

このために、ＭＲワクチンの品薄が予想されます。
１歳児、年長児のＭＲワクチンは早めに接種されますようお願いします。

公的な情報は以下をご覧ください。

http://www.niid.go.jp/niid/ja/measles-m/measles-idwrc.html

今年もあっという間に３月ですね。暖かくなったと思ったら、今日のように雪まみれになったりと、天気が安定しません。
インフルエンザはＢ型少しずつ出ていますが、予想通りあまり流行せずに済んでいるようです。

さて、年度末ですので、年長児のＭＲワクチンは３月３１日で終了です。
４月に新たに小学校に入るお子さんは必ずＭＲワクチンの２回目を受けましょう。

昨年は、麻しんの流行で、一時期ＭＲワクチンが入手しづらい状況でしたが、ここにきてとりあえず必要量は入手できるようになりました。
つい最近も麻しんの流行が報告されています。
ＭＲワクチンが不足する事態はいつ訪れるかわかりません。気づいたときに、忘れずにしっかりと打ちましょう。麻疹に罹って仮に軽く済んでも１０年後に亜急性全脳炎で寝たきりになることがあります。麻疹は死に至る病だという認識を持ちましょう。

クリニックには充分量のＭＲワクチンを確保してあります。
ご予約はお早めに。

昨日、今年の最後の診療。
１月２日まで年末年始の休診となります。
１月３日は北斗・函館・七飯小児科休日当番となります。
大変な混雑が予想されます。休日当番は、最初の問診で緊急度に分けて診療を進めていきますので、急患以外の受診は時間がかかるものとご了承ください。
４日は午前診療。５日は９時から１８時半まで通常の診療時間で診療いたします。
６日と７日は休日当番の振替休診といたします。
連休明けの１０日より通常の診療体制に戻ります。

終業式前後に流行していたインフルエンザは一服しています。
40℃近い高熱があってもインフルエンザ迅速検査では陰性の方が多いです。
インフルエンザ迅速検査は通常３８℃以上の発熱が表れてから、８時間程度経っていないと
正確な診断はできません。
新聞等で発熱したらすぐに受診してくださいの「すぐ」の意味は２日以内に受診すると
理解していただければと思います。
インフルエンザの出席停止日数は発熱が始まった日を０日として５日間か解熱した後幼児では３日、学童以上は２日間熱がないこととされています。治療が始まった日から数えることはありません。インフルエンザの治療薬は平均して発熱日数を１日少なくする効果です。
インフルエンザにり患＝インフルエンザ薬の使用ではありません。
不安なこともあろうかと思いますが、冷静に判断していただければ幸いです。